春の味覚・ホタルイカ! 富山で味わう至福の一貫
富山の春の風物詩といえば、ホタルイカ。毎年3月1日の漁解禁とともに、この小さな海の幸を求めて多くの人が富山の寿司店を訪れます。そこで、ホタルイカの魅力と楽しみ方を富山市の寿司店「歩寿司本家」店主の酒井正貴さんにお聞きしました。
ホタルイカの握り、5つの楽しみ方

うちではホタルイカの握りを5種類のバリエーションで提供しています。まずは、ボイルの握り。王道ですね。茹でることで甘みが引き立ち、ふっくらとした食感も持ち味です。

次はボイルの握りに生姜をのせたもの。生姜がホタルイカの旨味を引き立て、さっぱりとした後味です。

こちらはボイルしたホタルイカに酢味噌をのせたもの。ホタルイカって酢味噌で食べるのが一般的でしょ? その味わいを、握りで楽しんでいただけます。

あと生ホタルイカの握りは、県外ではなかなか食べられないんじゃないかな。新鮮なものを提供できる富山ならではの握りです。

もちろん生姜をのせたものも出しています。生はどうしてもバラして内臓を抜かなきゃいけなので、おいしい部分を取っちゃうのはちょっともったい気はしているんだけど…それはしょうがないね!(笑)。
個人的に一番おすすめしたいのは、やっぱり茹で上がったばかりのホタルイカの握りかな。内臓の中のハラワタが本当においしいんです。目玉を取る作業があるので、混雑時には茹で上がりホヤホヤのものは出せないこともあるんだけど…カウンターでじっくり味わってもらいたい一品です。
県外の方には、生とボイルを食べ比べしていただきたいですね。富山の春の味を存分に味わってみてください。
富山だからこそ味わえる、ホタルイカ
「歩寿司本家」ではできるだけ滑川漁港で獲れたホタルイカを仕入れながら、鮮度を活かした握りを提供しているとのこと。
新鮮な生ホタルイカの握りはもちろん、酢味噌や生姜と相性抜群のボイルホタルイカの握りもぜひ、春の「すしのまちとやま」でお楽しみください。